NITEは事業者による混合物のGHS分類の実施及びGHSラベル作成を支援することを目的に、Webツール「GHS混合物分類判定ラベル/SDS作成支援システム(NITE-Gmiccs)※1」を公開しています。市場に流通する多くの製品や化学品には1種類以上の化学物質が含まれるため、混合物としてGHSの分類を評価する必要がありますが、混合物の分類には深い専門性と知識が必要です。本ツールは、インターネット環境が整っていればどこでも誰でも簡便に混合物のGHS分類※2を自動的に行うことができます。また、基本データとして常に最新の政府によって分類されたGHS分類結果を収載しているためユーザー側でデータを更新する必要のないシステムです。
混合物(製品)に対するGHS分類並びにラベル作成の支援に関するシステムにつきまして(NITE-Gmiccsの概要)[PDF]
NITE-Gmiccsのリニューアルについて(追加機能の概要)[PDF]
※1 本システムは、経済産業省が開発した「GHS混合物分類判定システム」の仕組みを基盤としています。インストール版を使用される方は、経済産業省へお問い合わせください。
※2 物理化学的危険性については原則として混合物の試験データが必要です。本システムの主な対象は健康有害性と環境有害性です。詳細については、分類ロジックを参照してください。
NITE-Gmiccsの使用方法については、以下の操作説明書及び使い方事例にまとめられています。
NITE-Gmiccsで使用するインポート/エクスポートファイルのフォーマット及び編集方法については、以下にまとめられています。
【別紙】インポート/エクスポートファイルの修正方法について(210401更新版)[PDF]
NITE-Gmiccsでは、混合物に付与される複数の標的臓器が類似している場合に記載を簡潔な表示とするための標的臓器統合機能が実装されています。具体的な統合ルールについては、以下の仕様にまとめられています。
NITE-Gmiccsでは、混合物のラベルに表示される注意書き文言が多数の場合に、表示される数を絞り込む機能が実装されています。具体的な絞り込みルールについては以下の仕様にまとめられています。
NITE-Gmiccsでは、混合物の組成成分のCAS RNに基づきNITE-CHRIPに収載されている一部の法律対象物質に該当する場合は、適用される法律情報等をSDSの要素として出力する機能が実装されています。具体的に紐づけが可能な法律情報等については、以下のリストにまとめています。それぞれの法律情報等がどのような化学物質を含むのかについては法律情報等を掲載している化学物質総合情報提供システム(NITE-CHRIP(ナイトクリップ))をご確認下さい。
NITE-Gmiccsでは、混合物の判定されているGHS分類結果に基づき紐づけられる注意書き等をSDSの要素として出力する機能が実装されています。
NITE-Gmiccsでは、GHS分類結果や一度出力したSDS要素を再度NITE-Gmiccsにインポートし、SDS要素を編集することができます。また、すでに取り込まれた混合物のSDS要素に対して他の混合物の一部SDS要素を置換する機能があります。インポートで取り込まれるSDS要素の項目については、以下のリストにまとめています。
経済産業省インストール版に登録したデータをNITE-Gmiccsにインポートするためのツールを経済産業省が開発しました。登録済みデータをTSV形式でエクスポートし、NITE-Gmiccsにインポート可能なCSV形式に変換するツールです。
以下の流れでTSV形式のデータをCSV形式に変換して下さい。
- (1)経済産業省インストール版の製品情報、化学物質情報からTSV形式ファイルをエクスポートする。
- (2)本移行ツールによりCSV形式に変換する。
- (3)変換したファイルをNITE-Gmiccsへインポートする。
詳細な操作手順については、ZIPファイル内の移行ツールユーザーマニュアルをご覧ください。
NITE-Gmiccs移行ツール【ZIP形式:21.9MB】
以下のものがZIPファイルでまとめられております。
- NITE-Gmiccs移行ツール(日本語版).exe
- NITE-Gmiccs移行ツール(English版).exe
- (参考)物質ID変換表.xlsx
- ユーザーマニュアル
基本は、インストール不要の上記ファイルをご活用ください。なお、上記実行ファイルで対応できない場合のみ、以下のインストーラ版をご利用ください。